ロシア語文法

存在文

1.要点 < у Х есть Y > あるいは < у Х Y > という形式を持つ文を存在文という(Х=存在の場所、Y=存在の対象)。存在文では、どのような場合にестьが用いられるのか、あるいは用いられないのかが焦点となる。естьが...

этоの用法 ― 文脈指示

1.眼前指示と文脈指示 発話(会話)の場面において、этоが話し手の眼の前にある事物や眼の前で起きている出来事、あるいは状況を指す場合を眼前指示(=直示)という。  ― Откуда у тебя это? ― спросила женщи...

再帰表現

1.要点 再帰表現とは人が自分自身に働きかける場合に用いられる表現形式で、ロシア語では-сяで終わる再帰動詞と再帰代名詞себя, свойの3つの形式がある。これらのことばの用法を理解するためには、その意味論的側面と統語構造の両方の記述が...

疑似命令文

1.要点 命令文の本来の用法は聞き手に対する働きかけであるが、ロシア語の命令文には聞き手に対する働きかけだけでなく、そこから発達した様々な用法が見られる。そのような用法を、本来の命令文と区別して、総称的に疑似命令文(квазиимперат...

句読法

説明において用いる用語  тиреダッシュ;запятаяコンマ;двоеточие コロン;   точка с запятой セミコロン 1.単文におけるダッシュの用法 1.1 「AはBである」構文 Bは論理的にAを性格づける。文体は...

アスペクト(1)ー不完了動詞過去

― 完結した行為であるが、完了動詞ではなく不完了動詞が用いられる場合 ― 1.要点 ・出来事や行為が起きたこと(あるいは起きなかったこと)そのものを表す。・出来事が起きたという「事実それ自体」に話し手の関心がある。・具体的にはー   正しい...

アスペクト(2)-否定文

1.不完了/ 完了動詞の過去形 1.1 要点 ・ロシア語の否定文は、否定の意味と完了/不完了の意味の独特な相関関係によって成り立っている。特にそれがはっきりと見られるのが過去形の否定文である。<完了過去>・否定文における完了過去の用法は比較...

助詞(частицы)

1.要点 現代ロシア語における助詞の数はおよそ70と言われる。しかし、「およそ」 としか言えないのは、助詞と他の品詞との境界線があいまいで、助詞の範囲を明確に定めることができないからである。例えば、а, или, тожеは助詞なのかそれと...